2012年08月29日

パニック障害の問診票

DSM-5Draftによるパニック発作パニック障害について、問診の負担を減らすために問診票を作ってみました。自動的に診断が下されるような作りにはしてません。患者さん(と思われる人)に書いてもらったものを参考に医師が診察して診断の助けになればと思います。

パニック障害問診票.pdf

感覚ではなく、適切な根拠に基づいた診断を下すように心がけたいものですね。
posted by ぷしこノート at 19:21| 診断基準 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月20日

パニック障害 DSM-5Draft

DSM-5草稿の「パニック障害」Panic Disorderの診断基準につき、私なりに日本語訳してみました。要するに「(A)パニック発作が繰り返され、(B-1)パニック発作について心配し続けるか(B-2)パニック発作を避けようと行動を変えた」というものです。


A. 予期しないパニック発作がくり返し起こる

B. 以下のうち1つか両方が、1回以上生じた発作の後1ヶ月間(かそれ以上)続く
1. さらに発作が起こること、あるいは発作の結果で生じること(例:コントロールを失うこと、心臓発作を起こすこと、「気が狂う」こと)に対する持続する関心あるいは心配
2. 発作と関連した行動の大きな不適切な変化 (例、不慣れな場所や運動を避けるなどのパニック発作を避ける行動のためのものである)

C. 障害は、物質(例:乱用薬物、投薬)や他の身体状態(例:甲状腺機能亢進症症や心・肺の障害)の直接的な生理学的作用の結果ではない

D. 障害は、他の精神疾患ではうまく説明されない。(例: 社会不安障害で恐怖する社会的状況や、特定の恐怖症や強迫性障害で恐怖を抱く物や状況に取り囲まれた状況や、心的外傷後ストレス障害で外傷的な出来事の想起や、分離不安障害で愛着の対象者からの分離への反応でのみ生じるパニック発作ではない)
posted by ぷしこノート at 19:10| 診断基準 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パニック発作 DSM-5Draft

DSM-5草稿の「パニック発作」Panic Attackの診断基準につき、私なりに日本語訳してみました。診断に必要な項目の内容や数は、これまでのDSM-IV(-TR)と一緒です。ただ、DSM-5からは「パニック障害」以外の疾患についても「パニック発作を伴う統合失調症」「パニック発作を伴うPTSD」などと扱うようになりそうです。


パニック発作は、不安障害にも非不安障害にも適応しうる特定用語である。パニック発作が生じる特定の診断を特定する。(例、Posttraumatic Stress Disorder, Panic Attack Specifier; Schizophrenia, Panic Attack Specifier)

突然に恐怖や強烈な不快感が沸き起こり、これが数分以内にピークを迎え、その間に下記の4つ以上の症状が生じる。[突然に沸き起こる恐怖や強烈な不快感は、穏やかな状態からも不安状態からも生じうる]

1. 動悸、心悸亢進、または心拍数の増加
2. 発汗
3. 身ぶるい、またはふるえ
4. 息切れ感、または息苦しさ
5. 窒息感
6. 胸痛、または胸部の不快感
7. 吐きけ、または腹部の不快感
8. めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、または気が遠くなる感じ
9. 冷感、または熱感
10 異常感覚(感覚麻痺、またはうずき感)
11. 現実感の消失、または離人症状(自分ではない感じ)
12. とんでもないことをしたり、気が狂うのではないかという恐怖
13. 死ぬのではないかという恐怖
posted by ぷしこノート at 18:53| 診断基準 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする