2017年08月01日

双極性障害へのドパミン作動薬 プロ向き

 双極性障害の治療は炭酸リチウムやバルプロ酸、ラモトリギンなどの気分安定薬で行われます。それでも抑うつ状態が生じることは多いもの。そんなとき、どんな手があるのでしょうか。

 抑うつ状態にある双極U型障害21名を6週間観察し、プラセボで9%、プラミペキソールで60%に改善が得られたという報告(Zarate et al., 2004)、双極性障害22名を6週間観察し、プラセボで20%に、プラミペキソールで67%に改善が得られたという報告(Goldberg et al., 2004)、プラミペキソールで双極性障害の44%に治療反応が得られていたとする報告(Perugi et al., 2001)、双極性うつ病の50%に改善が得られたとする報告(Sporn et al., 2001)があります。まとめて言えば、双極性うつ病にプラミペキソールを使用すると半数で改善が得られると言えるでしょう。

 ただ、躁状態が生じた症例報告があり(Bet et al., 2013)確実に安全とはいえませんし、長期的に有効なのかも不明です。双極性障害の人が抑うつ状態にあるとき、少なくとも数週間の間、プラミペキソールなどのドパミン作動薬を使ってみるのも手かもしれません。
posted by ぷしこノート at 18:57| 精神科ブログ講義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする