2017年03月10日

睡眠 ブログで授業(医学生から医療者まで)

睡眠に関する事項をいくつか紹介しておきましょう。

睡眠時無呼吸については知っておかなければいけません。






ナルコレプシーとは、急に眠り込み、感情の高ぶりで脱力する疾患。睡眠麻痺(金縛りのこと)と入眠時幻覚がよく生じるものです。
引用:語呂で覚える!DSM‐5


寝るときには体温を放散させることで眠りに就くものです。寝る1時間前の入浴は覚醒させるので避けるべきです(入るとしても40℃程度のぬるいお風呂)。1時間以上前に入浴して体を冷めてくる頃に入眠時間を迎えるといいでしょう。
グリシンは試験には出ない知識。




睡眠を6分間で紹介しました。
posted by ぷしこノート at 22:30| 精神科ブログ講義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月09日

うつ病の予後 ブログで授業(プロ向き)

「うつ病」とひとくくりで語られるその病気も、その経過は様々です。

精神病性の特徴、すなわち幻聴や妄想を伴う際には予後が不良な傾向にあるといいます(Maj, 1994)。若年発症と、60歳以降の発症のうつ病は慢性化のリスクが高いといいます(気分障害 p.193, Klerman & Weissman, 1989

うつ病に社交不安症が併存したとき、うつ病の持続や反復のリスクが2.3倍になるといい、自殺企図リスクは6.1倍になるといい、注意を要します(Stein, 2001)。他にも、不安障害がうつ病に併存することは多く、慢性化や自殺の可能性が高いといいます(精神科診断戦略 p.148)。

この項目は、また少しずつ加筆を重ねていく予定です。
posted by ぷしこノート at 13:36| 精神科ブログ講義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

正常圧水頭症 ブログで授業(医学生から精神科医まで)

認知症の一種、正常圧水頭症についてまとめてみました。

正常圧水頭症:NPHの三徴を覚えることから始めましょう。

正常圧水頭症(NPH)の三徴は、失禁+歩行障害+ #認知症 。 #医学生 #精神医学 #精神科

ぷしこノートさん(@psychonotejp)が投稿した写真 -


出典:Dr.Kのスーパーフレーズ


排尿障害は過活動性膀胱が生じることによるもので、頻尿や切迫性尿失禁が生じ、これは三徴の中で最も遅くに出現する傾向にあるといいます(新井, 2013; Mori, 2001)。



正常圧水頭症の画像上の特徴は、どんなものか理解しておきましょう。

#認知症 のひとつである正常圧水頭症。画像の特徴、 #医学生 は知っておくべき。 #精神医学 #精神科

ぷしこノートさん(@psychonotejp)が投稿した写真 -




正常圧水頭症をどう診断し、どう治療するのかも理解しておきましょう。




正常圧水頭症を2分半で理解する動画はこちらから。
タグ:認知症
posted by ぷしこノート at 13:23| 精神科ブログ講義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月08日

てんかんとうつ病 ブログで授業(プロ向け)

てんかん患者において見過ごされがちなうつ病。実際にはてんかん患者にはうつ病が一般の約2.8倍と多く、23%に存在し(Fiest et al., 2013)、てんかん患者の自殺率は一般に比べて22%高いといいます(Tian et al., 2016)。必要に応じて抗うつ薬による治療が行われるべきでしょう。

その際、薬の使い方に注意すべき点はあるのでしょうか。三環系抗うつ薬は、てんかん発作の頻度を上げるため、てんかん患者に用いられるべきではありませんが、SSRIやSNRIは安全に使用できると考えられます(Cardamone et al., 2013; Castaño-Monsalve et al., 2013]。SSRI/SNRIの中でも、bupropionとシタロプラムはけいれん発作がいくらか多い傾向ですが、他の新規抗うつ薬が使用された患者は、プラセボが使用された患者に比しててんかん発作が少なかったといいます(Alper et al., 2007)。

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ただ、抗うつ薬により低ナトリウム血症が生じることがあり(「抗うつ薬で低Na」)、けいれん発作を引き起こしうることには注意が必要でしょう。

抗うつ薬によるけいれん発作について(専4-53, 7-55)は精神科専門医試験で出題されています。

posted by ぷしこノート at 16:27| 精神科ブログ講義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月06日

ブログで授業「ナルコレプシー」

突然に眠り込む睡眠発作が特徴のナルコレプシーについて解説しましょう。

まずは、突然に眠り込む睡眠発作と情動脱力発作=カタプレキシーから。



カタプレキシーとカタレプシーは混同しやすいため、きちんと覚えておきましょう。



ナルコレプシーは、入眠時幻覚と睡眠麻痺も特徴です。



ナルコレプシーのDSM-5の診断基準を語呂で覚えておくといいでしょう。



ナルコレプシーを4分半の動画で解説しました。



医療者は、統合失調症の人にナルコレプシーが多いことも知っておくといいでしょう。

posted by ぷしこノート at 20:39| 精神科ブログ講義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする