2017年03月03日

ブログで授業「抗うつ薬で低Na」プロ向き

うつ病や不安障害の治療薬が、ときに低Na血症をもたらすことは知っておきましょう。

SSRIにしろSNRIにしろ三環系にしろ、抗うつ薬にはセロトニンを強める作用があります。そして、セロトニンは下垂体後葉で抗利尿ホルモン(ADH)=バソプレシンの分泌を増やします(Brownfield et al., 1988)。過剰に抗利尿ホルモンが分泌されると、体は水分をため込み、ナトリウムが希釈されて低ナトリウム血症に陥ります。実際、高齢者に抗うつ薬を使用すると低ナトリウム血症のリスクが5.5倍になるといい(Gandhi et al., 2016)、抗うつ薬を使用する高齢者の9.3%に低ナトリウム血症が生じるといいます(Mannesse et al., 2013)。特に高齢者に抗うつ薬を使用する際には、血液検査を繰り返してナトリウムに注目しておくべきでしょう。低ナトリウム血症が生じた際には、抗うつ薬の変更を試みることになります……とはいっても、どれもセロトニンに作用する薬では同じような問題が生じることが多いものです。電気けいれん療法も選択肢に挙げることになるでしょう。






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タグ:うつ病
posted by ぷしこノート at 21:37| 精神科ブログ講義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月25日

精神のテスト(つくば看専)

つくば看護専門学校の「精神看護学V精神障害」、2017年1月に実施されたテスト内容を公開しておきます。

直前に公開した予告内容はコチラ
つくば看専テスト201701予告.pdf

実際に出題した内容はコチラです。
つくば看専201701問題文0117.pdf
posted by ぷしこノート at 18:27| 講義関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月05日

統合失調症 ブログで授業(学生向き)

統合失調症について、学生が把握しておくべきものを、いくつか紹介しておきましょう。

幻覚や妄想のみならず「連合弛緩」も知っておきましょう。連合弛緩は「思考の障害」のひとつです。




「思考伝播」「思考奪取」って分かります?




統合失調症には「自我の障害」に分類される症状があります。




統合失調症の治療薬は「抗精神病薬」と呼ばれるものを用います。定型抗精神病薬は古い薬で、非定型抗精神病薬が現在の主流。その代表的な薬剤は覚えておくべきでしょう。ちなみに、アリスちゃんに「クソ豚野郎」と呼ばれているオラは太っているイメージ→オランザピンは肥満リスクに注意しましょう。



学生は「1%の人がなる」と理解しておけばいいでしょうし、男女比は同じと思っておいていいでしょう。ただ、精神科の専門家は男の方が少し多いと知っていてもいいかもしれません。



統合失調症になると、どうしても「人に誰かされた」と思いやすくなってしまうものです。

posted by ぷしこノート at 17:58| 精神科ブログ講義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月22日

講義「こころを癒す活動」の資料

筑波大学の総合科目「心と体に安全で快適なキャンパスT-こころのウェルネス実践講座-充実した学生生活を送るために」
2016年5月23日の講義資料です。
こころを癒す活動ハンドアウト.pdf
posted by ぷしこノート at 21:08| Comment(0) | 講義関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月11日

講義「気分障害」「精神科診断」@筑波大学

「精神科診断」と「気分障害」の講義のハンドアウトをアップしておきます。
精神科診断の授業ハンドアウト.pdf

気分障害の授業ハンドアウト.pdf

いずれも講義の内容の一部分だけです。

posted by ぷしこノート at 22:22| 講義関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする